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お知らせ
友の会金沢北ブロック
新幹線が来たら、この町はどうなる?
2014年4月24日
2014年4月24日
金沢北健康友の会 藤牧 渡
北陸新幹線開業は、金沢はもとより北陸の政財界あげての大事業で、1兆円以上かかったと言われています。金沢―東京間は2時間近く短縮され、加えて県外・海外からの観光客の増加など経済効果が期待されています。
その一方、金沢駅周辺の古い町並みは、取り壊されたままの歯抜け状態と高齢化が目立ちます。この町の友の会班は、城北クリニックが担当し、年4回の班会が開かれてきましたが、いつもは高齢の人数名の集まりでした。今回は13名もの人が参加し、職員と合わせて20名もの懇談会になりました。さびれゆく町で、安心して暮らしていくためにどうしたらいいか?は強い関心事だったのです。
自転車店を営んできた80歳過ぎのYさんは、「住居と店のゾーンを分けて整備したらいいのではないか」と話します。「身近に介護サービスがある住宅が欲しい」という要望も出されました。新幹線が走り、駅前にホテルが乱立する金沢駅周辺ですが、古くからの町の中には、不安と困難がいっぱいです。これからのまちづくりに、みんなの声と力を集めていく必要があります。
班会の後半は、みんなでつくる和菓子と抹茶でいっぷく。集まった会員の目が輝くひと時でした。