城北病院の外科では、消化器(胃・大腸・食道・肝臓・膵臓・胆嚢・肛門・ヘルニア)、呼吸器(肺・縦隔)、乳腺・甲状腺、血管(内シャント造設・下肢静脈瘤など)、救急疾患(虫垂炎・腸閉塞・外傷など)などの手術を中心に、外科全般の診療を行っています。専門性を持ちながらも、各領域の枠を取り払った幅広い診療を行っています。また、救急疾患・緊急手術には、24時間対応可能な体制をとっています。
外来診療時間
外科外来診療は月~金曜日の午前です。
必ず予約が必要な外来があります。
【外科 診療時間】 午前 9:00~12:30(受付8:35~12:00)
【休診日】 月~金曜日の午後・夜間、土曜日、日曜、祝日、5月1日、8月15日(旧盆)、年末年始
- 休診や医師の交代などが臨時で生じる場合があります。あらかじめご予約頂くか、お問い合わせ頂きます様、ご理解・ご協力をお願い致します。
- 指導医のもと、研修医が診療を担当させて頂く場合があります。希望されない場合はご遠慮なくお申し出下さい。
外科・血管外科の特徴
当科では体にやさしい手術である腹腔鏡手術に力を入れており、胃がんの8割、大腸がん・胆石胆嚢炎の9割、虫垂炎・ヘルニア・胃十二指腸潰瘍穿孔は全例を腹腔鏡にて手術を行っています。呼吸器疾患(気胸・早期の肺がん)にも、症例に応じて胸腔鏡手術を行います。外科全体の手術症例は、年間350例程度です。(手術室管理症例のみで)
新病院建設に伴って手術室が新しくなり、腹腔鏡手術に特化した新手術室ができました。
最新の4K Ultra HD腹腔鏡システム(従来のハイビジョン腹腔鏡の4倍の解像度)が導入され、更に質の高い手術を安全に行うことが可能になりました。また、患者さんがリラックスして手術を受け入れて頂くことができるように、照明の色調の調整、季節感にあふれた4K動画や音楽を流すなどの環境設定の工夫を行っています。
外科
当科の特徴としては、消化器内科・放射線科・病理科との合同検討会を毎週行い、診断・手術の適応・治療方針・治療結果の検討などについて集団で議論を行い、最善の治療方針を決定しています。最近では80歳を超えるような高齢の方のがんの手術・抗がん剤治療もとても増えており、安全かつ確実な治療を目指しています。
当科は手術をするだけの外科ではなく、手術後の社会復帰や日常生活に関する悩みなどに関しても、チーム全体でサポートにあたります。がん全般の患者会(いきる会)と乳がんの患者会(さくら会)とのふたつの患者会があり、手術や抗がん剤治療を受けた先輩方の体験談、治療中の生活のアドバイス、悩みの相談など、がんの患者さんたちが集う良き場となっています。
専門外来
乳腺甲状腺外来 |
乳腺甲状腺外来では、乳腺(乳がん・良性腫瘍・乳腺症・乳腺炎)、甲状腺疾患(甲状腺がん・良性腫瘍)の診断・治療・手術を行います。症例に応じて、乳房温存手術、センチネルリンパ節の同定によるリンパ節郭清の縮小手術を行います。女性の方にとって乳腺疾患は受診しづらいものですが、乳腺の検査(マンモグラフィー・超音波検査)は女性の放射線技師が担当しますので、安心して受診いただけると思います。 |
肛門外来 |
肛門外来では、痔・裂肛・肛門周囲膿瘍・便秘症・下痢症などの診断・治療・手術を行います。痔の悩みは人に相談しにくく、受診するにも勇気がいるものですが、当院ではいつでも痔の相談をお受けしています。痔の手術では、回復の早い痔核硬化療法を行っています。 |
ペインクリニック |
ペインクリニックでは、痛みの診断と治療を行います。難治性の慢性的な痛みを、ずっと我慢されている方は意外に多いものです。神経ブロックや内服薬の投与などによって、痛みを和らげる治療を行います。 |
治療について |
- 抗がん剤治療に関しては、積極的に通院での化学療法を行っています(10床の外来治療室があります)。高度進行癌に対しては術前化学療法を行うことにより、手術適応を広げる取り組みをしています。
- 外傷、熱傷の治療では、消毒をしない・自宅での処置ができる(通院頻度が少なくなる)治療法を行っています。
- 当院では緩和医療にも力を入れており、自宅に帰りたい、結婚式に出たい、なじみの床屋に行きたいなど、終末期の患者さんの様々な最期の願いを叶える「おでかけ」という取り組みを、看護師やリハビリスタッフの頑張りにて行っています。これらの取り組みは、「笑って死ねる病院」としてテレビや本で取り上げられました。数年後に予定している病院リニューアルでは緩和ケア病棟を設立して、更に充実した緩和医療を目指します。
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内視鏡(腹腔鏡)外科手術/肛門科/血管外科
内視鏡(腹腔鏡)外科手術のご案内
城北病院外科では体に優しい手術として、内視鏡(腹腔鏡)外科手術を積極的に取り入れています。肺の病気に胸腔鏡手術、お腹の病気に腹腔鏡手術を行います。
腹腔鏡手術とは、5~10mmの小さな孔を4~5カ所程度開けて、挿入した腹腔鏡カメラの画像をモニターで見ながら、鉗子と呼ばれる細長い器具を挿入して操作を行う手術です。胃切除や大腸切除などでは、1ヶ所の創を4~5cmに延長して、その創から切除した臓器を摘出します。
内視鏡(腹腔鏡)外科手術の特徴
腹腔鏡手術の長所は、見た目の傷が小さいだけではありません。傷が小さいために術後の痛みが少なく、早く動くことが可能になります(ほとんどの方は翌日から歩行することが可能です)。その結果、術後の肺炎などの合併症も少なくなります。腸が動き出すのも早く、早期の食事摂取が可能になります。それらが合わさった結果、早期の退院・社会復帰が可能となります。術後長期的な成績としては、腸閉塞が少ないとの報告もあります。また腹腔鏡では対象物を大きく拡大して詳細に認識することができるため、緻密な手術操作が可能になります。そのためがんに対する確実なリンパ節郭清を施行でき、出血も少なく押さえることができるなど、クオリティの高い手術を行うことが可能になります。反対に腹腔鏡手術の短所としては、手術手技が難しいこと、腹腔鏡用の特殊で高額な器具が必要なこと、手術時間がやや長くなることなどが挙げられます。
当院で施行している内視鏡(腹腔鏡)外科手術 新病院建設に伴って、2017年1月からは腹腔鏡手術に特化した新手術室が稼働しています。最新の「4K Ultra HD腹腔鏡システム」を導入し、従来よりも4倍高い解像度の画像で繊細な組織まで詳細に描出し、良好な術野画像を得ることが可能となりました。また手術画像を映すモニターには「31型つり下げ型4Kモニター」2台を術野用に、「55型壁掛け4Kモニター」1台を見学者やスタッフ用に導入して、最適なセッティングにて手術画像を認識することができます。これらの最新機器の導入によって、繊細緻密な手術操作という腹腔鏡手術の利点を最大限に生かし、更に質の高い手術を安全に行うことが可能となりました。
当科の腹腔鏡手術の割合は、胃がんの約8割、大腸がん(結腸がん、直腸がん)・胆石胆嚢炎の約9割を腹腔鏡にて手術を行い、虫垂炎・ヘルニア・胃十二指腸潰瘍穿孔は全例に対して腹腔鏡手術を行っています。呼吸器疾患(気胸・早期の肺がん)にも、症例に応じて胸腔鏡手術を行います。具体的には下記のような内視鏡外科手術を行っていますが、他の手術にも対応しておりますのでお問い合わせ下さい。
- 胃切除(幽門側胃切除、胃全摘、噴門側胃切除、胃部分切除)
- 結腸切除(回盲部切除、右半結腸切除、左結腸切除、S状結腸切除)
- 直腸切除(直腸高位前方切除、直腸低位前方切除、直腸切断術)
- 小腸切除(小腸部分切除)
- 腸閉塞手術
- ヘルニア修復術(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、食道裂孔ヘルニア)
- 虫垂切除術
- 胃十二指腸潰瘍穿孔に対する大網充填・腹腔ドレナージ術
- 胆嚢摘出術
- 胸腔鏡下肺手術(気胸、良性肺腫瘍、早期肺がん)など
当院では、日本内視鏡外科学会の技術認定医が在籍しています。当院の腹腔鏡手術には、必ずこの技術認定医が関わり、専門的な診療を行います。内視鏡外科手術や、その他外科治療について心配事や疑問がありましたら、外科外来までいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。
肛門科
肛門科の診療モットー
- 私たちは、いつも患者さんにやさしい医療者でありたいと思っています。病態的に困っている人、精神的に困っている人、すべての方々に自分たちのできる力をもって、貢献したいと思っています。
- 肛門という部分は、どんな方にとっても羞恥心の強い部分です。このために症状があっても、なかなか受診されない方が多いようです。そのため外来へいらっしゃった方には、可能な限り羞恥心に配慮した診療を心がけています。
- 当院は入院病床を持っていますので、入院しての治療も可能ですし、入院できない場合は外来での治療も可能です。ただ安全のために、入院をお勧めする場合があります。
- 特に最近増えている痔核硬化療法についてですが、麻酔を局所麻酔とし、横向きの姿勢で手術を行います。局所麻酔は痛みが可能なかぎり少なくなるように27ゲージか30ゲージの細い針を用いています。また横向きの姿勢は患者さんにとって大変楽なようです。治療を受けられた患者さんから伺うと、「全く痛くなかった」というご意見や、「少し痛かったが手術中はすごく楽だった」というようなご意見をいただいています。この方法は、手術中の血圧低下や、下腹部の鈍痛、術後合併症の危険を回避できるなど、患者さんにとってのメリットが大きいと思われます。
- 痛みや羞恥心に配慮した診療を行うことで、少しでも患者さんの来院しやすい肛門科になれるよう努めていますので、肛門のこと、あるいは便秘や下痢などでお悩みの方は一度当院肛門科へお気軽に受診してください。
手術にかかわる費用について
痔核硬化療法を外来で行う場合 |
手術料3万7千前後と、ほかに診察料、注射料、院外処方料、麻酔料などが加わります
- 3割負担の方:1万2千円前後
- 1割負担の方:4千円前後
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痔核硬化療法を入院で行う場合 |
手術料3万7千前後と、入院料2万4百円×入院日数が基本にあり、それに投薬料、注射料、検査料、麻酔料、食事代などが加わります。
- 4日間の入院で3割負担の場合:4万2千円前後
- 4日間の入院で1割負担の場合:1万5千円前後
- 7日間の入院で3割負担の場合:6万2千円前後
- 7日間の入院で1割負担の場合:2万円前後
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痔核結紮切除術を入院で行う場合 |
手術料5万4千前後と、入院料2万4百円×入院日数が基本にあり、それに投薬料、注射料、検査料、麻酔料、食事代などが加わります。
- 7日間の入院で3割負担の場合:9万7千円前後
- 7日間の入院で1割負担の場合:3万円前後
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裂肛に対する括約筋側方切開術を入院で行う場合 |
手術料1万4千円前後と、入院基本料2万4百円×入院日数が基本にあり、それに投薬料、注射料、麻酔料、食事代などが加わります。
- 4日間の入院で3割負担の場合:3万3千円前後
- 4日間の入院で1割負担の場合:1万1千円前後
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裂肛に対する裂肛切除+SSGを入院で行う場合 |
手術料3万1千円前後と、入院基本料2万4百円×入院日数が基本にあり、それに投薬料、注射料、麻酔料、食事代などが加わります。
- 7日間の入院で3割負担の場合⇒8万2千円前後
- 7日間の入院で1割負担の場合⇒2万円8千円前後
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痔瘻に対する根治術を入院で行う場合 |
手術料3万7千円~7万4千円と、入院基本料2万4百円×入院日数が基本にあり、それに投薬料、注射料、麻酔料、食事代などが加わります。
- 4日間の入院で3割負担の場合⇒6万5千円前後
- 4日間の入院で1割負担の場合⇒2万2千円前後
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直腸脱に対する根治術を入院で行う場合 |
手術料7万3千円~23万9千円と、入院基本料2万4百円×入院日数が基本にあり、それに投薬料、注射料、麻酔料、食事代などが加わります。
- 14日間の入院で3割負担の場合⇒19万8千円前後
- 14日間の入院で1割負担の場合⇒5万5千円前後
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この料金表はあくまでも目安です。個々の患者さんにより、検査や画像診断がくわわったり、病理診断を追加したりすることがあり、同じ病気で同じ入院日数で料金は異なる場合が多いです。また当院では2008年4月から診療報酬の算定をそれまでの『出来高払い』から、『DPC(DiagnosisProcedure Combination)』という『包括払い制度』に変更されます。
このため多少の料金の変更があるかもしれませんが、大きく異なるものではないと思います。また『高額療養費制度』といって、1月に8万数千円を超える場合には、超えた分があとから返還されますので、事務員におたずねください。
血管外科
下肢静脈瘤の患者様へ
最近、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という言葉を耳にされると思います。下肢は「足」瘤は「こぶ」の意味で、足の静脈がボコボコと膨らんでしまう病気です。明らかな原因が不明のものと、最近注目を浴びている深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の後遺症として起こるものがあります。
日本人では、40%以上の頻度でみられるとされ、日常、最もよくみられる病気のひとつです。命の危険は少ないですが、放置せずに医療機関を受診することが大切です。
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下肢静脈瘤の治療方法について
下肢静脈瘤の治療法は、症状、病気の段階、患者さまの希望などによって決定します。
1)圧迫療法
弾性包帯や弾性ストッキングで下肢を圧迫し、静脈の心臓への流れを促すものです。これら圧迫療法は静脈瘤に対する根本的治療ではなく、症状を軽減させるための対処療法になります。
2)血管内焼却術(いわゆるレーザー治療)
逆流する静脈の中(血管内)に、細いファイバーを通して、レーザーやラジオ波の熱によって、静脈を焼いて(焼却)塞ぎます。基本的に局所麻酔で治療が可能なため、傷や痛みが少なくすぐに歩けるため、当日帰宅することも可能ですが、翌日必ず治療結果を超音波で検査する事が世界的な治療指針として決まっているため、当院では一泊入院をお勧めしています。
3)ストリッピング手術(静脈瘤抜去切除術)
ふくらんでいる静脈を完全に切除する方法ですが、再発を防ぐために原則的に伏在静脈(皮膚の下にある表面の静脈)も同時に抜去します。現在は通常腰椎麻酔(下半身麻酔)に静脈麻酔を併用(場合によっては全身麻酔)をして、二泊三日の入院で行います。
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下肢静脈瘤の血管内焼却術
静脈の中に細いファイバーを通して、レーザーやラジオ波の熱によって静脈をふさいでしまう方法です。血管内焼灼術は中から静脈を焼灼してふさぎ、血が流れないようにします。
一般的なカテーテル手術と同じく「低侵襲治療」と呼ばれる方法です。血管内焼灼術の良い点は、一言でいうと身体に優しい“楽な”治療です。レーザー治療のため膝の内側に細い針を刺すだけで治療することができます。また、太ももの血管を引き抜かず、その場所で焼いて塞いでしまうので、出血や手術の後の痛みが少なくなります。
一泊入院で治療が行われます。(入院当日手術、翌日検査をして退院)
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手術にかかわる費用について(別途お食事代がかかります)
片足の場合 |
- 3割負担の方:約5万4千円前後
- 2割負担の方:約3万6千円前後
- 1割負担の方:約1万8千円前後
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両足の場合 |
- 3割負担の方:8万7千円前後
- 2割負担の方:5万8千円前後
- 1割負担の方:2万9千円前後
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この料金表はあくまでも目安です。個々の患者さんにより、検査や画像診断がくわわることがあります。また当院では2008年4月から診療報酬の算定をそれまでの『出来高払い』から、『DPC(DiagnosisProcedure Combination)』という『包括払い制度』に変更されます。
このため多少の料金の変更があるかもしれませんが、大きく異なるものではないと思います。また『高額療養費制度』といって、1月に8万数千円を超える場合には、超えた分があとから返還されますので、事務員におたずねください。
診療実績
2023年度
手術総数 311件
うち腹腔鏡 107件
うち胸腔鏡下 11件
主な手術件数
- 食道 3件
- 胃 13件
- 腸 53件
- 肝臓 2件
- 胆嚢 39件
- 膵臓 0件
- 虫垂 9件
- ヘルニア 23件
- 肛門 10件
- 肺 11件
- 甲状腺 0件
- 乳腺 13件
- 血管シャント 24件
- 末梢血管 70件
医師・スタッフ紹介
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-
三上 和久
-
副院長/外科部長/医療安全管理部門部長
-
- 専門分野
-
消化器外科(胃・食道、大腸、肝胆膵)
内視鏡外科
乳腺・甲状腺・肺
一般外科
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- 資格等
-
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器外科学会 専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本内視鏡外科学会 技術認定医・評議員
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
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-
斉藤 典才
-
副院長/医療福祉連携相談室部門部長
-
- 専門分野
-
麻酔
ペインクリニック
肛門科
一般外科
-
- 資格等
-
日本外科学会 認定医・専門医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
麻酔科標榜医
-
-
古田 浩之
-
外科医長
-
- 専門分野
-
消化器外科
一般外科
高気圧酸素療法
-
- 資格等
-
日本外科学会 専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
日本消化器外科学会 専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会 専門医
-
-
横山 隆
-
-
- 専門分野
-
乳腺・甲状腺
一般外科
-
- 資格等
-
日本外科学会 専門医・指導医
麻酔科標榜医
高気圧酸素治療専門医
認知症サポート医
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遠藤 將光
-
血管外科部長
-
- 専門分野
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血管外科
フットケア
-
- 資格等
-
三学会構成心臓血管外科専門医機構 心臓血管外科専門医・修練指導者
日本外科学会 認定医
日本禁煙科学会 学術委員
日本血管外科学会 特別会員
日本心臓血管外科学会 特別会員