ご挨拶
ご挨拶
高齢化社会の進行、糖尿病患者の増加とともに腎疾患管理、とりわけ慢性透析医療の需要は高まり国民からの期待は減ることはありません。遺伝子技術やAIの活用により診療における技術革新も進んでいます。一方で医療費抑制政策の下、地域医療計画の具体化により病床削減、医療機関の役割分担の強化により透析医療が制限される懸念もあります。そして2020年に始まった新型コロナウィルスパンデミックは人間社会の持つ弱点や健康格差といった医療における矛盾をさらに拡大させる方向となっています。
こうした中で、2021年秋に第44回全国腎疾患管理懇話会をウェブ開催という形で開催することといたします。オンラインのため会期は1日のみであり例年のような交流の場や時間も限られますが、交通費や宿泊費も必要なく参加費も低く抑えてありますので、全国の多くの方々の積極的な参加をお願いいたします。