２０１４年１月４日
金沢北健康友の会　藤牧　渡

　１月４日生きがいセンター「まつもとてい」の新年会が、５３人が集まってにぎやかに行われました。そのうち、１０人以上が今年初めての参加でした。昨年４月からレストラン「わたや」がオープンしたことで、新たなつながりが広がったのです。
食べ物は「わたや」のスタッフが３日から準備し、飲み物は城北病院など民医連の事業所からカンパがありました。ＮＰＯ法人たすけ愛の木村さんは、３月に行われる知事候補に決定し、参加者に決意を披露し、盛大な激励の拍手を受けました。
「私も一言」ではマイクを向けられた人が、かわるがわる新年の思いを語りました。今日が新年会だったことを忘れてしまうＨさんも、スーツにネクタイを締めて正装でご挨拶しました。ついついパチンコ店に足が向いてしまうＩさんも、今日はビンゴゲームに夢中でした。Ｏさんは、挨拶の代わりに詩吟を歌い、負けじとばかりにＷさんがうなるといった具合で、楽しいひと時を過ごしました。

日頃見せない嬉しそうな顔でお酒を飲むＯさんや、すっかり運転ボランティアで頼りにされているＭさんも、今日ばかりは無礼講です。いつでも元気１月号に紹介されたＹさんも、夜は仕事だけど、皆さんの顔が見られるからと顔を出しました。

「まつもとてい」は、友の会へ生活相談に来た人たちが中心になって頑張って続けてきた活動です。今では全国から注目される存在になりました。でも、もう「まつもとてい」のような活動はいらないという状況ではありません。ますます必要になっているのではないかと思います。家族との関係も疎遠になり、経済的にも困難で、ひとり暮らしにならざるを得なくなった場合、自立していくことは本当に困難です。「まつもとてい」に顔を出すことで皆んなと顔を合わせ、「生きていく」ために何が必要か、どうしたらいいかを一緒に考え、行動していきたいと思います。